親が倒れて介護が必要になったら会社やアルバイトを退職するべき?

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この記事では、

親が病気で倒れた時に会社やアルバイトをやめるべきか、やめないべきか

について説明していきます。

 

管理人
Shinoto
こんにちは、管理人のShinotoです。

2019年1月に父親が重度の脳梗塞で倒れ、闘病の結果、残念ながら息を引き取りました。

当時、本人が生死をさまよっている間は、

管理人
Shinoto
「将来的に父親の介護が必要になるだろう。」

という懸念点から

管理人
Shinoto
「そうなったら会社をやめて、何か別のことで生計を立てないとマズイ….よね?」

と私は考えていました。

 

その時の経験を踏まえ、今困っている方にとって最適な回答をお渡ししたいと思います。

この記事をご覧いただいているあなたは、親が緊急で搬送されてしまったり介護が必要になってしまったりで、決断の時間が差し迫っている中とても大変な時期だと思います。

今の仕事を続けてていいのか、それとも実家で介護に徹するべきか、見えない今後に不安で本当にストレスを感じてしまいますよね。
不景気ということも重なり、金銭面においても考えなければいけないことがたくさんあると思います。

仕事を辞めるか辞めないかで悩んでいる理由として大きく挙げられる点資金面ですが、
日本の「介護保険制度」は非常にしっかりとした社会保障サービスですので、実は介護にかかる費用だけ考えるとあまり心配もする必要がないんです

ですが介護者が生活にかかる費用も介護保険から支給されるわけではないため、
その生活費用がまかなえるかまかなえないかで判断するべきだと管理人は考えています。

 

この記事では、まず最初に

1.「仕事を辞める場合」と「辞めない場合」のメリットデメリットから 説明していきます。

その次に、

2. 辞める・辞めない場合に、あなたが将来どのような生活が送るべきなのか を具体例を含めて考えていきます。

筆者は一個人の意見として、「絶対に辞めるべきではない」と考えていますが、その理由も後半で説明します。

ぜひ読んでいただき、今後の指針の参考にしてください。

介護で仕事を辞めるメリットとデメリット

それではまず、親が倒れて仕事を辞める場合のメリットとデメリットについて簡潔にまとめましたので以下をご覧ください。

  • お世話になった両親と過すことができる。
  • 24時間365日、介護に徹することができる。

やはり今まで必死に働いて育ててくれた親と過ごし、恩返しできることが一番のメリットに挙げられるでしょう。

次にデメリットとして考えられることは、

  • 数年単位で考えた時、資金的に困窮する可能性がある。
  • 24時間365日つきっきりのため、主介護者となる方の精神的肉体的な負担が非常に大きくなる。

ということです。

国が準備している介護保険制度を利用することで、介護にかかる費用は工面可能だとは思いますが、生活費に関しては年々困窮してくることが挙げられます。
またメリットとして記載しましたが、24時間365日ずっと介護をしなければいけないことで、あなた自身の余裕がなくなり逆にストレスになってしまう可能性も高いです。

それでは次に、「辞める場合」と「辞めない場合」での具体的な生活例も含めて考えていきます。

仕事を辞めないで続ける場合

仕事を辞めないで続ける理由は、ずばり資金面において圧倒的に有利になることです。
今の生活環境を大きく崩す必要もなく、将来的な仕事に関するキャリア等に大きな不安が生まれることもありません。

この選択をした場合、緊急で必要になっている「親や家族の世話をどう対処すべきか?」が最大の論点となります。

仕事を辞めずに親の介護をするには、以下の二つが考えられます。

  • 「看護師」や「介護士」を雇い、自宅で24時間面倒を見てもらう。
  • 特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの介護付き老人ホームに入居させてもらう。
読者
「でも、ずっと介護士や看護師の方にお願いしたり、介護付き老人ホームって相当お金がかかってくるんじゃないの?」
管理人
Shinoto
「はい。確かにかかりますが、介護保険制度というものをご存知ですか?」

記事の冒頭でもお伝えしましたが、日本には介護保険制度という神がかった社会保障サービスが存在します。

介護保険とは、介護が必要になった方に対して国や地方自治体から介護費用が給付される制度です。
どれだけ介護が必要かによって支給額が変わりますが、以下に一覧表を載せておきます。

例えば、要介護レベル1でも支給額は月額で166,920円です。

それでは、特別養護老人ホームや介護老人保健施設の平均的な月額と負担額の一覧を見ていきましょう。

特別養護老人ホームでは、全国平均で月額10万円程度です。
介護老人保健施設でも9万~18万程度で、レベル1で比較的高い施設に入居した場合でも自己負担は非常に少ない、または少し足すことでお願いすることができます。

つまり要介護レベル1だったとしても介護施設に入居した場合の費用は、ほとんどかからないと言っても過言ではありません。

詳細の介護費用に関しては、以下の介護紹介サイトで無料で見積もりを取ることができます。
いくつか使いやすいサイトを紹介しておきますね。

金額面においても大丈夫だとすると、あなたの今の生活を壊してまで親や家族の介護をやってあげるかの心理的、精神的な判断となります。

仕事を辞めて、介護一本に集中する場合

仕事を辞めた場合、あなたが主介護者という立場になり在宅でつきっきりで介護すること、つまり「在宅介護」となります。
この場合の初期費用は全国平均で80万~90万、月額費用が4万~5万となります。

介護付き老人ホームと比較して、月額費用は半分から1/3程度となりました。
初期費用が80万~90万かかる原因としては、自宅の入浴設備を改装したり、車椅子にも対応させるようにリフォーム、介護用ベッドの購入などで費用がかかってきます。
実は、この自宅の改装費用にも介護保険が適用となり給付金が出ます。

ですが全額出るわけではありませんので、どうしても初期費用が少しかかってきてしまう点に関しては仕方がありません。
またリフォームや改築は出来上がるまでに最短でも数ヶ月かかってくるので、緊急で介護が必要になってしまうことが予想される方にはおすすめできません。

上述の仕事を辞めるデメリットの点でもお伝えしましたが、資金面でも年々負担がかかってくることも確かです。
最近では、クラウドソーシングと呼ばれるパソコン1台で完全在宅で出来る仕事も豊富にありますので、検討するのも良いです。
パソコンのスキルが無くとも、ある程度稼げる仕事もちらほらあるので案件を探してみてください。
例えば文字さえ打てればできる仕事、ウェブライターは需要もかなりあり、とても人気です。

管理人がおすすめしたいサイトはこちらです。

会員登録はもちろん無料なので上記のサイト全てに登録して徹底的に探しまくることで、単価が良い穴場案件も結構見つけることをおすすめします。

エンジニア職であれば在宅のフリーランスで月給60万なんてザラにいますし、特に需要が高いAIエンジニアであれば、まだまだ歴史が浅い事もあり勉強コストに対して比較的高給になりやすいです。

これを機会にスキルアップしてみるのはいかがでしょうか。
ただし人によって向き不向きがある職業なので、一回こういった体験セッションに参加して判断することをおすすめします。

仕事を辞めて介護一本に集中する場合、資金面だけではない問題が発生する可能性が高いです。
それは、精神面と肉体面の両方において主介護者として在宅介護を行うあなたに負担がかかると容易に想定できるからです。

詳しくは、以下でお話しさせていただきますね。

仕事は絶対に辞めるべきではないと考える理由

※ ここからは管理人の意見で、記載の内容が少し鋭角気味かもしれません。。。
※ ご意見、ご批判等あるかもしれませんが、単なる一般的な個人の意見としてご覧いただくようお願いいたします。

育ててくれた親を全力でサポートする

愛する家族の介護をして当たり前

自分が仕事を辞めて介護に全力を尽くす

そんな風に考えるのは家族として当たり前ですし、お気持ちも十分にわかります。

もちろん世の中さまざまな家族の形があるので、そう思う事が絶対ということではありません。

そして現実ラインとして、自分の仕事を辞めて親の介護に全力投球っていうのは、即決できるような話ではありません。
下手すれば、あなたの人生が全て捧げるっていうレベルの話になってきます。

頭をよぎる一番の問題点は、金銭面でしょう。
例えば、月に100万円を問答無用で給付!なんていう「主介護者保険」という制度が仮にあった場合、あなたは仕事続けますか?
続けませんよね。
私は続けません。だって、一生それで食べていけるじゃないですか。有り余った時間で親や家族の介護も存分に出来てしまうわけですし。

残念ながら、そのように恵まれた制度は日本にはありません。

最近、テレビで介護で共倒れや生活苦、介護貧乏というニュースもちらほら見かけます。
生活費は高くなっているのにも関わらず給与アップなんて望めない今の世の中じゃ、こうなってしまうのも仕方のない事だと思います。

私も父親が倒れたと連絡があり家族として闘病生活を送っている間、将来的に介護する立場になる可能性が濃厚だったため、本気で独立してフリーのエンジニアになる選択肢を本気で考えていました。

たとえフリーでなくなったとしてもIT関連の仕事は将来的に見ても需要は高まり続けるのは確実で仕事がなくなることがありません。
ましてや普通に仕事を続けて生活していたとしても、将来的にITやエンジニアのスキルは最低限の必須スキルとなるので結局勉強しなくてはならないでしょう。

AI(人工知能)の台頭で2028年~2035年にかけて、今から50%~60%の職種が消えるとの調査結果もあります。
日本では人口が減少していくことも相まって、完全失業者が信じられないぐらい増加したり恐慌のような事が起きるのではないかと筆者も考えています。

残念ながら父は闘病の末、息を引き取ってしまったことにより独立してフリーのエンジニアになることは恐らくありませんが、その時に私も受けたエンジニアの講習をお勧め順に記載しますね。

全て無料なので興味がある人は是非考えてみてください。

最後に…

まずはやってみる精神

仕事を続けるべきか、辞めて親や家族のお世話に徹するべきか、本当に悩ましい事だと心から思います。
私もそうでしたが考えれば考えるほど、逆にどうして良いかわからなくなって結局何も動けないまま時が進んで色々終わってしまう事が多いんですね。
正直、考えた続けていたところで現実は変わりらないので、まずは自分の目で見たり経験してみることが大事です。
一旦経験してみると、比較的すんなり結論が出ると思います。

「辞めようかな〜」、「辞めない方が良いかな〜」でずっと悩んでいるのではなく、まずは「辞めない」方向で走り出してみて、この記事に書いてあることを実践してみる。
いくつか試してみたけど、何もかもうまくいかずにダメだったのであれば、仕事を辞めてお世話に徹する、という流れが良いと思います。

逆も同じです。まずは走り出して、経験してみることです。
仕事を辞めて介護やお世話に徹する、精神的肉体的に非常に厳しくなったのであれば仕事に復帰する、ということです。
しかしながら、この流れは正直おすすめできません。
なぜならば、その頃には恐らく資金も少なくなり、身も心もボロボロの状態で新たに仕事を探すことになるからです。

体調を崩してしてしまい、介護する側も介護される側も共倒れとなってしまっては元も子もない話です。

まとめ

それではこの記事のまとめです。

仕事を辞めない場合のメリットは、資金面で圧倒的に有利な状況になり、あなたの将来的なキャリア部分に関しても一旦は安心でしょう。
デメリットは、親や家族の面倒を24時間365日することができず特別養護老人ホームといった施設にお願いすることとなります。

逆に仕事を辞める場合のメリットは、24時間365日費やし介護やお世話に徹する事ができます。
しかしながら資金面で困窮してしまう恐れ、付きっ切りの生活となるため精神面や肉体面で疲弊しきってしまい共倒れの可能性もあります。

管理人のおすすめとしては、まずは早い段階で「仕事を続ける」という決断をして、記事内で説明してある施設紹介サイトで徹底的に調べる事です。
見積もり結果から、費用面や施設を利用するまでの待機期間も含めて、厳しそうであれば在宅介護の検討を始める。
在宅介護の資金面が厳しそうであれば、こちらも記事の上部で説明しましたが在宅ワークで割りの良い仕事を探す。

考えているよりかは、まずはこのプランで進んでみることをしてみてはいかがでしょうか。

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